ピグマリオン効果とゴーレム効果

心理学用語をまとめておきます。

ピグマリオン効果

「ピグマリオン効果」とは?この心理学用語の名前の由来は、ギリシャ神話、キプロス島の王ピグマリオンが、彫刻に恋をして、愛でてたら、その彫刻が人間になったという神話がモチーフです。

1980年代のB級映画の「マネキン」と同じプロットですね。

それから転じて、人は他人から期待を受けることで、”学習などのトレーニングの成果が出やすくなる”という心理的な効果のことを言います。

アメリカの心理学者ローゼンタールが、教師からの期待があるかないかによって生徒の学習成績が左右されるのではないか?という実験をした

『君はすごい勉強のセンスがあるよ!』『どんどん勉強したらすごく成績が伸びるはずだよ!』と言って、勉強させると、成績が上がったという結果を報告したことが「ピグマリオン効果」の始まりです。

バーナム効果

興行師 P・T・バーナムの “we’ve got something for everyone”(誰にでも当てはまる要素がある)からとって名付けられた。

星座占い、血液型占いなど性格診断のようなもので、

「あなたは孤独を愛する傾向がありますね」「あなたの能力は正当に評価されていません」など

誰にでもあてはまるるような、一般的な性格をあらわすような性格分析や、曖昧な占いを自分のことだと思ってしまう現象。

ゴーレム効果

「ゴーレム効果」とは、1960年代のアメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールにより提唱された。

ユダヤ教の伝承がモチーフで
「ゴーレム」とはヘブライ語で「胎児」をあらわす。
ゴーレム(ヘブライ語: גולם‎, 英語: golem)

土人形のゴーレムに額にemeth エメド(真理)と書いて

期待をかけると、自分の意志でうごくようになるけど、

「e」の一文字を消し meth メド(死)と書いて、期待をかけないと土にもどっちゃうという

人が「おまえはダメなやつだな~」と言われて育つと、ほんとにダメなやつになっちゃうという。現象の心理学用語。

「自己成就予言」

“予言の自己成就”現象
誤った情報だとわかっていても不安に駆られ購入してしまう状況

実際に店に買い物に行ってどんどんトイレットペーパーが売れていく状況を見て、不安に駆られ購入

自己成就的予言というのはもともと心理学の概念で、自分で「こうなるのではないか」と思って行動していると、じっさいにその予言が現実のものとして成就してしまうこと。

思い込みを持っていると、人々は無意識にその予言に沿った思い込みを信じて行動するために、予言が実現する現象

「ハロー効果」
「プラシーボ効果」
「ダメ出し主義」
「逆プラセボ効果」

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