チクセントミハイによる”フロー”論

チクセントミハイによるとフローには10の要素がある

フローの10の要素

フローを経験するためにこれら要素のすべてが必要というわけではないが
★の3つが一番大事

1★「明確な目標」

成功する可能性があると具体的に信じられる根拠のある目標(明確な目的, 予想と法則が認識できる)

2★「直接的な即時のフィードバック」

生き残っているのかどうか?自分が死んでないかどうか?直接的で即座のフィードバック、活動の過程における成功と失敗が明確で、必要に応じて行動を調節することができる。

3★「挑戦とスキルのバランス」

自分の能力を正確に理解したうえで現状より4パーセント高い目標を設定する。

4「集中」

専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ

5「自己意識の消失」

活動と意識の融合

6「時間感覚の変化」

時間感覚のゆがみ – 時間への我々の主体的な経験の変更 超スローモーションになる

7「身体的ニーズ」

経験に夢中になり、他のニーズが無視できるようになる。お腹がすいた…とか

8「認識の欠如」

自己認識感覚の低下。

9「没頭感」

状況や活動を自分で制御している感覚。

10「内発的な報酬動機づけ」

活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。(報酬系)

内発的動機づけとは、お金のためでもない、怒られないためでもない、その活動がしたいからするという動機づけです。たとえば、一銭の得にもならない趣味の活動などが、内発的動機づけによる活動です。

まとめ

自分のスキルの限界の4%でチャレンジしているときに起きる。

このフローとは違う意味の「時代の流れに従う」という意味の「ゴー・ウィズ・ザ・フロー」という従来の慣用句もあるんだね。

Csíkszentmihályi Mihály

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