耳が音を聞こえる仕組みを簡単にまとめておきますね。
「歳を取るごとに、高いピーという音が聞こえなくなる」という話を聞いたことがありますよね。いわゆるモスキート音です。
耳の蓋のペラペラと、内耳の蝸牛は、フィボナッチ公式の割合になっています。
耳が聞こえる仕組み
耳が聞こえる仕組みを説明してくれている動画
蝸牛カタツムリ
人間の音を聞く器官の”蝸牛(かぎゅう)”は、ぐるぐるカタツムリの形をしています。
内部は、
外側が外リンパ液
内側が内リンパ液
という液体で満たされています。
で、中に毛が生えていて、毛が振動することによって、脳に「音だよ」って伝わります。
音の周波数
音の数値でのあらわしかたは、低い音20Hz→高い音20000Hz です。
人間が耳で聞くことができる音の周波数は、一般的に20Hz~20000Hzといわれています。
数字が小さい方が低い音、数字が大きいのが高い音です。
低い音は周波数が低い(振動回数が少ない)
高い音は周波数が高い(振動回数が多い)
高い音から聞こえなくなる理由
蝸牛はぐるぐるカタツムリの入口から音が入って、奥で突き当たって折り返して、さらにまた同じ口から出ていきます。
低音を感知する有毛細胞は一番奥にあり、
高音を感知する有毛細胞は耳の入り口に近い場所にあります。
周波数ごとに対応する部分に音が通ったときに、音が知覚されます。
高い音も低い音も、当然、入り口から奥に入っていき、奥から入り口に戻ってでていくのですが、入り口は大音量にさらされるので、年をとるごとに機能が摩耗していきます。
これが、高い音から聞こえなくなる理由です。
そういう難聴の症状がおこるよ。という動画
実際に高い音を聞いてみよう
ためしに低い音から高い音を聞いてみてください。
20歳などの若い人なら、20000hz でも聞き取れるかもしれません。
↓
高い音が聞こえなくなっていれば、それは年相応に蝸牛の手前側の入り口近くの感知する能力が衰えたということです。