脂肪を燃料として使う運動方法

人間’動物’の体が運動したときに使われるエネルギーの順番をまとめました。

動物は、冬など餌がまったくとれない時、穴で冬眠しているときに、秋にたくわえた脂肪をゆっくり3~4ヶ月かけてエネルギーとして使って生命維持していく。

エネルギー消費の順序

グリコーゲンはグルコースが集まったもの。分解されたり、くっつけられたりする。

グリコーゲン=貯蔵しておくときの状態
グルコース=使用するときに分解されたすぐに使われる状態

エネルギー消費は1~5の順に使われていく。

1体の筋肉のグリコーゲン
2血液の中のグルコース=ブドウ糖=昨日食べた白ごはん
2血液中の脂肪=血中脂質=コレステロールと中性脂肪
3肝臓のグリコーゲン→グルコース=肝臓の中のカロリー貯蔵庫
4脂肪=脂質(脂肪酸)→ケトン体=緊急事のための皮下脂肪、内蔵脂肪、中性脂肪
5たんぱく質アミノ酸=筋肉、骨じたいが分解されて栄養になる。

熊などの生き物にとって、使う機会がすくないであろう・・というのが、皮下、内蔵脂肪なんですね。

人間も原始時代に冬の食べ物が取れないときのために、脂肪をたくわえる仕組みがあります。でも現代人にとってはいつでも食べ物が食べられるので、「あ~脂肪があって死なないで助かった!」という皮下脂肪を必要に迫られて消費するタイミングはなくなってしまいました。

なので、ジムに通ったり、食べ物をコントロールして脂肪を燃やしているんですね。

安静時や軽い運動、長時間運動時ほど、脂質が使われる比率は大きくなります。

一日中やってる農作業や、一日ゆっくり山登りなど

短時間の激しい運動ほど、糖質が使われる比率が大きくなります。

目に見える汗をかく運動、ハッハッハッハッっと息がきれる程度の運動

ご飯で摂った糖分を体に貯めるシステム

糖質を摂っている時は、食物から摂った糖質を分解してエネルギーを得ています。この回路を「解糖系」という

筋肉や肝臓に糖を貯めて、運動時にエネルギーとして燃やして使うためにとってある栄養を「グリコーゲン」という

糖質は体内に少量(約400g)しか蓄積することができない。1600kcal 相当のエネルギーを肝臓などにためておける。

40分くらいのハッハッハッのランニング運動はこのエネルギーを使っている

脂肪をケトン体にして燃やす

中性脂肪=グリセリン+脂肪酸=生体内のエネルギー貯蔵物質

脂肪細胞に蓄えられている脂肪(脂肪酸)がエネルギー源となる

脂肪細胞の中性脂肪はそのままではエネルギー源として利用できないので、中性脂肪から脂肪酸が切り離されて肝臓に運ばれる。

肝臓で脂肪酸が→アセチルCoAに分解され。さらに、ケトン体に分解され、筋肉や脳に運ばれて、エネルギーとして消費される。

アセチルコエンザイムエー

《acetyl-CoA》補酵素A(CoA)のチオール基と酢酸のカルボキシル基がチオエステル結合した化合物。 高エネルギー化合物の一つ。

筋肉が分解される

過剰に糖質制限しすぎると糖新生が起きて筋肉が分解される

体は、自力で筋肉や脂肪などのアミノ酸などから糖分、糖エネルギーを作る「糖新生」というシステムがある。

全く糖分を摂らなかったとしても、自分の体内の脂肪や筋肉を分解してブドウ糖を作る。

筋肉がなくなって、糖がつくられてしまうので、ダイエットしている人にとっては、本末転倒。これをさけるために食事の4割は炭水化物=糖をとる

マフェトン理論

クレタ走り、心拍数を下げて低強度の運動をする。クレタの人は脂肪をエネルギーにかえて長時間走っていた。

糖を燃やすサイクルから、脂肪を燃やすケトジェニック体質にできる。全身の脂肪をエネルギーに変換した場合約16万キロカロリーになる。2500kmの移動エネルギー

心拍数を抑制する目安は、180-年齢

45歳なら、180-45 = 135 なので

心拍数90以上135以下で運動をする。息があがらない、汗が滴らないていどの運動

週4日以上45分の運動をするといいと言われていますが、簡単にわかりやすくするなら、毎日1時間程度の低強度の運動やればよい。

エネルギーとして使われる順位は、1:糖質、2:脂質、3:タンパク質。

理想は、タンパク質30% 脂肪30%、炭水化物40%、まあ、読者さんは健康に気をつけてる人ばかりなので、今までどおりで大丈夫ですね!。

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