旧約聖書 に伝道者の書、ってのがあります。コヘレトの言葉とも呼ばれたりします。紀元前5世紀~3世紀のあいだに書かれた書ぽいです。
伝道者の書=コヘレトの言葉=Ecclesiastes です。
ダビデの息子のコヘレト(Qohelet)が、人生のむなしさと、いかにして神を畏れる(恐れる)人間になったかという格言をあつめた旧約聖書の書物です。なんとなく仏教の言ってることに近い気がします。
『すべての事は虚しい。空の空だ』みたいな箇所もあったと思います。
2 伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。
外国語では Ecclesiastes で 【略】Eccl. ; Eccles.とかって略されたりします。
Ecclesiastes = エクレシアステス は、教会 エクレシアですので、教会で語られた言葉みたいな意味でしょうね。
↓の文章がけっこう好きです。
人生にはいい時もわるい時もあって、自分ではどうしようもない。でも、神がいい事を準備されているから、それを待つばかりだ。みたいな話です。
伝道者の書(コヘレト)3:11
3:14 私は知った。神のなさることはみな永遠に変わらないことを。それに何かをつけ加えることも、それから何かを取り去ることもできない。神がこのことをされたのだ。人は神を恐れなければならない。
3:19 人の子の結末と獣の結末とは同じ結末だ。これも死ねば、あれも死ぬ。両方とも同じ息を持っている。人は何も獣にまさっていない。すべてはむなしいからだ。
3:20 みな同じ所に行く。すべてのものはちりから出て、すべてのものはちりに帰る。
11 Yet God has made everything beautiful for its own time. He has planted eternity in the human heart, but even so, people cannot see the whole scope of God’s work from beginning to end.
11 אֶת־הַכֹּ֥ל עָשָׂ֖ה יָפֶ֣ה בְעִתּ֑וֹ גַּ֤ם אֶת־הָעֹלָם֙ נָתַ֣ן בְּלִבָּ֔ם מִבְּלִ֞י אֲשֶׁ֧ר לֹא־יִמְצָ֣א הָאָדָ֗ם אֶת־הַֽמַּעֲשֶׂ֛ה אֲשֶׁר־עָשָׂ֥ה הָאֱלֹהִ֖ים מֵרֹ֥אשׁ וְעַד־סֽוֹף׃
The Westminster Leningrad Codex