山を動かす者もまずは小石からby孔子

中国の思想家で紀元前551か552年に生まれた孔子という人がいます。

ちなみに、今から2500年前は日本は 縄文時代と弥生時代の境い目くらいです。毛皮を着てで竪穴式住居の生活でした。

そんな時代に思想家がいて、そのころの話した内容が文章で残ってるってすごいですよね。

ヨーロッパでは、孔子って『孔夫子』 って書いて、”Confucius” コンフーシウスって呼ばれているんです。

コン フー シー
孔 夫  子

コンフシウスって発音すると、なんだかギリシアの哲学の人みたいですね。

その孔子の言葉で『山を動かそうと思ったら、まず手元の小石から』ってのがあります。

山を動かす者も、まずは小石から始める
“The man who moves a mountain begins by carrying away small stones.”

↑この言葉、孔子が言った言葉として欧米で知られてるみたいだけど、実は、オリジナルは孔子じゃないみたいね。

学問を修めるには、山を作るくらいの長い目で見て取り組もう、って言うのがあって、これがアレンジされたみたいね。

子曰:「譬如為山」
子曰:「譬如為山,未成一簣,止,吾止也!譬如平地,雖覆一簣,進,吾往也!」
譬えば山を為(つく)るが如し。
山を作るように、山のシャベルの最後のひとかきをやめれば、それは自分のせい。山を平らにしようとして、最後のシャベルのひとかきをすすめるのも、自分のなしたこと

みたいな言葉ですね。

他には、

子曰:「知者樂水,仁者樂山。知者動,仁者靜。知者樂,仁者壽。」

賢い人は水を楽しみ。人徳者は山を楽しみ・・。という感じで、いろいろ人生を楽しめよ。ってことですかね?

下村湖人さんの『現代訳論語』では
「知者は水に歓びを見出し、仁者は山に歓びを見出す。知者は活動的であり、仁者は静寂である。知者は変化を楽しみ、仁者は永遠のなかに安住する」
と訳されていますね。

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