ククリナイフの形状利点と特殊部隊や軍隊採用。殺傷能力について

ククリナイフが今注目を浴びているようですので、簡単にククリナイフについてまとめておきます

ククリナイフとは?

簡単にいうと、ネパールの山岳民族の方が使っている、手斧、鉈(なた)みたいなもんです。武器のイメージが強いですが、もともとは、実用品です。

ククリナイフの独特の形状の利点は?

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写真を見ていただければ、わかりますけど、内側に曲がっていますよね?

これが、ひとめで見てすぐわかる形状の特徴です。

この、内側に曲がっている形状である利点は、

草ヤブや木の枝を払ったりするときに、草や枝が刃先から逃げにくく、切り払いやすいのが、利点になります。

ククリナイフの独特の形状のゆえん

あと、ナイフの根元のところに、ひっかりみたいなへっこみがあります。

これは、ビシュヌ神かシヴァ神かの、おちんちんを表している。か、または、カーリー神の女性器をあらわしてるそうです。

どの神様の、どっちの性器をあらわしているのか?は、諸説あるようです。でも、ようするに性器をあらわしているのは、まちがいなさそうですね。

あとは、ここの引っ掛かりのデザインにこることができるので、作った人のこだわりをあらわす、意匠ということです。

これを、『相手の武器をひっかけて奪いとるために使うためのもの』とか書いているページもありますが、こんな小さい部分じゃ、こわくて、そんなことできません^^。

めちゃめちゃ手元にちかいですしね。

ククリナイフは軍採用なの?

テレビの報道でククリナイフは、軍で採用されている、特殊な武器といった、イメージで報道されています。一般的には、そう思われているかもしれません。

ククリと言えば、グルカの武器というイメージですが、ネパールの山岳民族の方をまとめて、グルカと呼ぶのです。グルカ族という特定のひとつの民族、部族はなくて、ネパールの山岳民族をまとめてグルカだそうです。

グルカ兵というのはネパールの山岳民族から構成される戦闘集団の事ですね。

グルカ族という民族出身者がいるんではなくて、マガール族、グルン族、ライ族、リンブー族などの、複数のネパール山岳民族から構成されています。

そのグルカの方が、日常的に、山での農作業で使うのが、ククリです。日本人なら、ナタとかクワみたいな位置づけですね。日常の道具です。

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日本でいうところの、鍬とか鋤、みたいな感覚ですので

そのグルカの人が戦うときも、これがすぐに手元にあるし、いつも使い慣れているからというので、軍にも持っていった。というのが、もともとです。

山で草や枝をはらったり、食べ物を取ったり、さばいたりするときに便利でしょうしね。

インドが英国領でしたので、ネパールも事実上の英領で、ネパールのグルカの人達も、イギリス軍に参加していました。

そのグルカの集まりの部隊のことを『グルカ兵』と呼ぶようになりました。

で、第2次世界大戦の頃、ジャングルで、グルカ兵のひと達がククリナイフを使って活躍した。

そりゃそうですよね。もともと、山で使う道具ですから。それ以来、ククリナイフは、グルカの軍の装備として、必須品みたいなイメージなんですね。

ククリナイフの殺傷能力は

で、ククリナイフは、一般的なイメージとして

「ジャングルで、すごい活躍する”グルカ兵”が使っているから、殺傷能力が高い、危険な武器だ!」

みたいな報道されていますが、でっかい刃物ですから、使い方しだいで、危なくも、便利になるというだけです。

特別、人を殺める能力、殺傷能力が高いということはありません。

グルカの方は、台所仕事にも、ククリをつかっています。

軍隊用ククリナイフ

ただ、グルカ兵をはじめ、イギリス軍やアメリカの特殊部隊などで使われています。

でかい刃物=でかい鉄のかたまり。

なので、重さは相当ありますので、しかし、いまでは、運搬性、携帯性などを考えて、チタンやカーボンなどの新素材で軽量化されたものが、軍隊用として、開発、販売されています。

ククリナイフのつくりかた

いわゆるネパールの日常の道具のククリナイフの作り方の動画がありました。

メチャメチャ簡素な設備で、昔ながらの方法で作ってるんですね!

料理にも使えて便利ですよ!

とここまでが、平和的な使い方です。

やっぱり、こわい意味でも役に立つ武器になります。

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一人のグルカ兵が13人くらいのタリバン兵をやっつけたという記事もありますね。

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他には、個人的にびっくりしたのは、40人の強盗をたったひとりのグルカ兵がククリナイフ一本で、やっつけてしまったという記事が、2011年にありましたね。

40人の銃を持った強盗をやっつけた概要

35歳のグルカ兵士、名をヴィシュヌ=シュレスタという。2010年9月のこと。ビシュヌ・シュレスタ元グルカ旅団伍長

40人の銃を持った強盗をやっつけた概要はこうだ

ある日彼が電車に乗っていたところ、突然、ナイフ、剣、銃で武装した40人の屈強な強盗たちが電車を襲撃してきた。

2010年9月、インドの列車内にて、車内に40人もの武装強盗団が侵入し、乗客らを脅迫し金品を略奪する事件が発生した。

偶然に乗り合わせていたグルカ兵の男性は、彼はすっかり囲まれていたのだ。

強盗たちは、乗客から略奪を始めた。ヴィシュヌは強盗たちが他の乗客から、携帯電話、貴金属、現金などを奪っているときは沈黙を守って目をつぶっていた。

しかしコトは動いた。

強盗たちが彼の隣に座っていた18歳の少女に掴みかかり、無理やり服を脱がせ全裸にしてしまったのだ。

正面に座る少女の両親がどうすることも出来ず、哀れな娘を強盗たちが思いのままにしそうになっている。

この状況を前に、ヴィシュヌは決心した―こんなことはもう沢山だ―

隣席の少女が暴行されそうになるに及び行動を決意。

「小さな女の子がは助けを求めて泣き叫んでいました。『貴方は兵隊さんでしょう?お姉ちゃんを助けて!!』」

「私は彼女が自分の妹のように思えて来ました。だからとにかく彼女を強盗の魔の手から救ったのです」とヴィシュヌは回想する

シュレスタ元伍長は、巨大なククリナイフを一気に抜き放った。

少女を手にかけようとしていた男を後ろから羽交い締めにすると、そのまま彼を盾にしながら横に立っていた盗賊を切り倒す。

彼は持っていたククリナイフで、強盗達をちぎっては投げ、投げてはちぎり。

そして、ひるむその他の盗賊の前で彼は盾にしていた男の喉を切り裂き、さらなる獲物を求めて哀れな盗賊に飛びかかっていったのだ。

強盗団が複数の銃器や武器で武装していたにも関わらず、携行していたククリナイフを用い強盗団を撃退。

結果、強盗たちは3人が死亡、8人が負傷、他のメンバーは皆逃亡した。戦闘中、彼は左手にいくらか負傷を負ったが、グルカ兵ヴィシュヌは左手に負傷したのみであり、今では回復しているそうだ。

黙って見ていることしかできなかった少女の両親は彼に謝礼を申し出たものの

「敵と戦うは兵士のつとめ。賊を倒すは自分の人間としてのつとめ」

と、受け取ろうとしなかったそうである。

まあ、これも、武器(ククリナイフ)がすごいというより、よっぽど、この兵隊さんが、訓練されている。

あとグルカの人は、こと戦闘になると身体能力が半端ない。というのがあるでしょうね。

30人のタリバンを一人でやっつけたグルカ兵の話

イギリス軍の中でも勇猛無双で知られるグルカ兵が、十数名のタリバン兵を相手にした大銃撃戦を制し叙勲の栄に浴しました。ライフル弾やロケットが飛び交う中、「ぶっ殺す!」と叫びながら機関銃の三脚を投げつけて暴れまわった、などにわかには信じられない鬼神っぷりだったそうです。

2010年9月のとある夕方、アフガンのとある検問所で、ディプラサッド・パン臨時軍曹が歩哨の任務についていたところどこからともなく金属音が聞こえてきた。
ロバか牛かと思い目をこらすと、正面ゲートで2人のタリバン兵が爆発物をしかけているのが見えた。

タリバン兵はこの検問所を奪取するため念入りな計画をたてて来ていたようだ。その瞬間、さっきまで自分がいた詰め所が吹っ飛ばされたのを見てパン軍曹は自分が周囲を完全に囲まれていることを悟った。

すぐさま検問所の屋上に上がり、機関銃の弾を浴びせるパン軍曹。その間もAK47小銃とRPGロケットによる攻撃はやむことがない。ふとした気配に振り向くと巨漢のタリバン兵が屋上によじ登り、彼に迫ってくるのが見えた。

すかさず連射を浴びせ屋根からたたき落とすも、さらに1人が壁を上ってくる。今度は手元のSA80小銃で撃ったものの当たらない。そのうちに弾が切れたのかライフルは沈黙してしまった。

辺りを見渡して武器を探したが、口を絞っていない土嚢しか見つからない。砂が出てしまえばただの袋で武器にならない。そこでパン軍曹は、とっさに機関銃から三脚を取り外し、祖国のネパール語で「マチュ・タライ!(ぶっ殺してやる!)」と叫びながらタリバン兵をたたき落とした。

結局この戦闘で機関銃の弾250発、小銃弾180発を射撃、各種手榴弾12個とランチャーからの榴弾5発、クレイモア地雷1個を起爆させ、増援が来るまで検問所を守りきったのである。

戦闘は15分ほどであったが、パン軍曹は疲労の極致にあった。増援部隊の指揮官が到着を知らせるために彼の背中を叩いたところ、パン軍曹は「また敵が来た」と思ったそうだ。間違って撃ってしまう危険はなかったのか、という問いには「もう弾がなかったから」と答えている。

「タリバン兵がやって来たと知ったときはすごく怖かった。でも撃ち始めてからは恐怖は感じなかった。殺される前に殺そうと思った」とパン軍曹。この功績により、戦場での特に優れた武勇に対して与えられるConspicuous Gallantry Crossを受章した

1 Gurkha against 30 Taliban wins

昔、香港を旅行したときには、多分、退役したっぽいグルカ兵の方が、香港のお金持ちの家や、銀行のガードマンとして働いていました。

街中で見かけても、外見的には、特別ぽい感じはせずに、出稼ぎにきている東南アジアの方という雰囲気しか漂わせていませんが、泥棒とかきたら、えらいことになっちゃうんでしょうね。

1 個のコメント

  • ククリの形状、先入観のイメージも有ってので本来、どんな利点が、この形状にはあるのだろう?と素朴に思って検索したら、こちらが出て来たので拝見しましたが、非常に判り易く、スッキリしました、料理まで仕えて万能なんですね。欲しくなりました。

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