背骨と筋肉の話、建物の例え話。バランス体操

あなたは、体の調子がわるくなるたびに、いままでお医者さんや、整骨院などで

「筋肉を鍛えなさい。筋肉を鍛えなさい。」
「筋肉を鍛えて天然のコルセットにしなさい。」
「腹筋背筋を鍛えて筋肉でガードしなさい」

など、言われてきたことでしょう。

しかしそれは誤りです。

背骨と筋肉の話を建物で例えるとわかりやすいです。

体がまっすぐな必要はない

あなたは、「体が左右対称でまっすぐな方がいい」と思ってるかもしれません。

完全の左右対称でいわゆる正しい姿勢の体ってほぼほぼ不可能です!。

みんな、『なくて七癖、あって四十八癖』 という言葉があります。ヨガの先生でや、モデルさんで七癖、僕たちみたいな一般人で、四十八癖でいいじゃないですか?

ほんとう、根本からスタートが間違ってるんですね。

現代社会に生きている現代人であれば、生活習慣が必ずあるので、まちがいなく、みんな曲がってるし、歪んでる感じになっています。クセ=ゆがみ。がない人はいないくらいです。

体って疲れてくると、バランスがおかしくなってきて、まがってくるんです。

目も疲れたら、かすんだり、見えにくくなったりして、でも、よく寝たら、また見えやすくなりますよね!それと同じです。

まっすぐじゃないとダメってことはない。

過剰なゆがみや、バランスの崩れが痛みの原因ではないです。

痛みの順番は、体の複数の箇所に極度の緊張があると、神経痛になります。

体が神経痛とかでてるレベルの不調って、社長である脳が、「おまえらぶっ倒れるまではたらけよ!」っていう命令をだしている、ブラック企業な脳になってるわけです。

体が神経痛とかでてる人って、脳がブラック企業なんで、関節とか筋肉とか、部分、部分だけ治してもダメなのです。次の日には、すぐ同じじょうたいにもどっちゃいます。

毎年、ぎっくり腰をしてる人なんかが、けっきょく直してもらっても、ずっと治療院に通わなくては、いけない理由です。

歪みは必要

こんな格好で歪んでたって、いいじゃないの

僕達、現代人は、仕事や家庭生活があります。

子育てで赤ちゃんずっとを抱っこしなきゃいけなかったり
仕事でパソコンの長時間作業しなくちゃいけなかったり
重い荷物を肩にかけて通勤してたり、介護で重い利用者さんをもちあげたりとか・・。

体には、あまり良くないとわかっていても、やらなきゃいけないことがたくさんあるわけですもんね。

筋肉にコリハリができて、体が歪みます。見た目てきにおかしな感じになります。

その見た目てきな歪みを矯正しようとすると、さらに筋肉に緊張がはいり痛みがでる、またコリハリがつよくなり、もっと複雑な歪みになる。

見た目の歪みを矯正しようとする。その矯正が原因でさらに緊張がはいる。ゆがみっていうのは、体の無理を吸収してくれているクッションのような物です。

曲がり、歪みは、あなたが生きていくためのカスタマイズ。あなたの人生の鏡です。

歪んだり、曲がったりすることじたいは悪いことじゃないんです。それはそれで、バランスなんです。

バランスとはその人が生活習慣に適応したために、適応したボディとしてのカスタマイズ=それが・・・ゆがみ

なんです。ここまでわかっていただけましたか?

では、それは、疲れて起こった一時的な現象なので、こわがる必要はないです。

背骨の例え話

木造と石造りでみてみましょう。

ピサの斜塔

ここで、例え話をすると、

筋肉モリモリの体は石造りで頑丈な建物『ピサの斜塔』のようです。

Pisa

『ピサの斜塔』の建物のつくりは石造りで頑丈ですが、地面に対してななめに傾いていて、独立して自立することは不可能です。

躯体=体は正常だけで、傾いてるってことですね。

毎年、毎年、土木建築の精鋭のプロが、多額のお金と技術を注ぎ込んで、倒れない状態を維持しているわけです。

これって、人間が、毎年、毎月、毎週、治療院にかよわないと、調子がわるくなって生活できない現代人と似ていますよね。

あなたも、毎年毎年ぎっくり腰をしながら、治療のプロに多額のお金を注ぎ込んで、治してもらっていませんか?

これが、人間ピサの斜塔状態です。

五重の塔

一方、本来なら弱い木でできているはずの、五重の塔、木でできた弱小建築物ですが、

地震大国の日本にあるのに、人の手をわずらわせず、何百年ほっておいても、そのままでオッケーです。躯体が、木でできていて、やわらかい、しなることができる。

筋肉はないけど、やわらかくて、しなやかで、リラックスしている人間を表しています。

特別に治療を受けなくても、なんとなくしてるだけで、健康な状態を維持できるあなたは『優秀な五重の塔』です。

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がっちり固めていない木造建築って、しなやかで、たたずまいが楽そうですよね。

Haguro

理論を説明

ちょっとだけ理論を説明しますね。お医者さんが、腰痛に筋肉つけなさいっていうのは

筋肉をつけて体を、モリモリマッチョマン人間にして痛みを治そうとしていることなんです

体を楽にする方法は、筋肉なんていらないんです。お母さんから生まれてきて、あかちゃんが自分でたてるくらいの筋肉があれば、

体がいたくなく、健康にくらせるんです。最高にハッピーで健康体で、スポーツをさらに楽しみたい!ってときに筋肉をつければいいのです。

脳が、傾いてる背骨の状態、体の状態を記憶している場合は、

脳がまっすぐの状態を覚えており、背骨にも負荷がかかっていない。

重力のバランスを頭から、足の裏に落とすことができてリラックスできている。

あなたの体は、すこし揺れても整える方法を知っている五重の塔のようになりますよ。

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