肺の豆知識
肺は葉(よう)と呼ばれている部分に分かれています。
左肺は上葉、下葉の2つの葉を持っています。その反面
右肺には3つの葉があり、それぞれ上葉、中葉、下葉といいます。そのため右肺は左肺より容積が少し大きいです。
肺って、右の肺が上、中、下。って3つに別れてるのに。左は上、下。で2つにしか別れてないんです。
なぜ肺は左右非対称にできているかといえば、左の胸には心臓があるから、スペースてきに左の肺は薄くつくられていて省スペースに作られています。そのため部屋が2つだけとなっています。
肺の別れている図
↓
この5つの肺葉を大葉と言い、大葉はさらに細かく10の肺区域に分けられる。
肺のそれぞれの体積
肺の体積 | |
右上葉 16% | 左上葉 26% |
右中葉 11% | |
右下葉 26% | 左下葉 21% |
右肺 53% | 左肺 47% |
柏病院のサイトより
www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/40_02w1.html
肺は、円錐形の器官で、空気が入っているのでスポンジのような感触の臓器です。
ヒトの場合、重さは両肺で男性が約1kg、女性は約0.9kgほどである。
肺は成人で左右3リットルずつで、合計6リットルの容積があります
気管支も左右対称ではない
喉からつながってる気管支も左右で非対称の作りになってますよね!
右気管支は気管から約25°の角度
左気管支は気管から約35-45°の角度
左右の2つに別れたあとに、←2つの、→3つ にそれぞれがわかれる。 その別れたのがさらに区域ごとに分岐し、10の肺区域へわかれ、
気道はのどから23回も枝分かれする。
さらに肺胞ごとに数え切れないくらいにわかれる。
呼吸の豆知識
実は”肺そのもの”は筋肉ではないので、動かすための神経はないんです。肺を囲んで支えている筋肉を動かす。
整体やヨガなどで一般的には吸うとき=吸気が交感神経で、呼気の吐くときが副交感神経とと言われていますが、
呼吸神経は、呼気も吸気も交感神経です。
1番:頸髄 C3~C5 から出ている 横隔神経。 横隔膜の収縮と弛緩を担当している
2番:胸髄 Th1~11 から出ている 肋間神経。 肋間筋の収縮と弛緩を担当している 。肋間神経が、内肋間筋の呼気。外肋間筋で吸気。どちらもも担当している。
つまり、呼気も吸気もどっちも交感神経です。
吸気の仕組みは
肺の下にある”横隔膜”や外肋間筋という肺の周りの筋肉が緊張する→それによって肺が広げられる→そして空気が入ってくるので息が吸えるという仕組みです
呼気の仕組みは
筋肉が脱力することにより、肺がしぼみ、空気が出ていき息を吐くことができます。
呼吸関連では、大動脈小体(迷走神経)が副交感神経です。はたらきは血液の中の O2低下 CO2増加 (pH 低下)を感知 する役割をしています。