[アダムの創造]と人間の脳の考察

『アダムの創造 creazione di adamo 』1511年ごろの作品。

モチーフは『創世記』1:27の「神は自分のかたちに人を創造された。」という一節を表現。

神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。

指を合わせようとするモチーフは、聖歌の『御父の右手の指 (digitus paternae dexterae )』という一節から

神の後ろの人物像とその背景に描かれている布の表現が人間の脳cervelloに見える

神が描かれた部分は大脳表面の脳溝、さらに脳幹、前頭葉、頭蓋底動脈、脳下垂体、視交叉と一致するという説

緑の帯は、椎骨動脈 =vertebral artery にもマッチする。

また赤い布を子宮になぞらえる説も。マントの下部に垂れ下がる緑の帯は切断されたばかりのへその緒であるとする説もある。

考察

テレ東の番組での説明では、『ミケランジェロは、人間は神に魂を吹き込まれたわけじゃなく、脳によって動いているという、聖書を否定するメッセージの暗示を絵画にこっそり忍ばせた』

『聖書がすべての時代に、解剖学にもとづいた科学を支持した』とか言ってた。けど、そんなわけないでしょ。

ミケランジェロのメッセージは、「人間の脳がこういう形なのは、『神は自分のかたちに人を創造された』からだ。」という聖書の趣旨をなぞるメッセージでしょ。

『創世記』1:27の「神は自分のかたちに人を創造された。」という一節を

「人間を解剖した中身、脳や子宮こそ、神のかたち、神のデザインだ」というメッセージをこめた。

絵の構図は、解剖した人間の仕組みを神のかたちになぞらえた。

一般人は『創世記』を読むときに、頭があって手足がついているという外見的な”かたち”にとらわれている。

脳こそが、神のかたち。脳の構造って、宇宙の構造とにているんだよね。

モチーフになった聖書の一節を何も知らない人にもわかるように描いたんだ。

制作から500年たった現在において、人間の解剖的な知識を知ってる後世の人にも聖書の『神は自分のかたちに人を創造された』という文言のつじつまが合うようにしてある。

時代を超えて見る人を楽しませる。すごい作品だと思いますね!。


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画像、左が脳。右が銀河のつながり

宇宙の銀河と銀河のつながりの構造と、脳の神経細胞のつながりの形がほぼおなじ。という話があります。ひじょうに面白いですね。

聖書に『神は、神のかたちに人を作った』というのは宇宙が宇宙の形に人を作った。ってことだったら面白いですね。

他にも宇宙と人体の共通項があるみたいですよ。

目の虹彩や、DNA構造、細胞の生まれるときと、星が死ぬとき・・。などなど、人体と同じ形のものがたくさん宇宙にはありますね!

次は自律神経を勉強しましょう

さて、自律神経をコントロールしている脳の箇所の概要をつかめましたか?

次に、トップページを開いたら『自律神経』というボタンを押してください

今、勉強した脳から出た自律神経が体の中でどこでどんな働きをしているか学びましょう。

いま読んだ記事で説明した、この原始的な脳である脳幹と大脳辺縁系から出ている自律神経。

この自律神経がどういうルートを通って、体全体に張り巡らせられているか?をご説明しております。

ここでざっくり予習しておくと、

自律神経は、脳→背骨→お腹のみぞおちあたりで腹腔神経叢という名前にかわります。

そして、胃、小腸、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓、脾臓、腎臓 をコントロールしている。

そんなことをご説明しております。

サラリーマンがストレスで胃潰瘍になりますよね。

自律神経の交感神経が長時間働きすぎると胃などの内蔵がやられてしまうのは聞いたことがあると思います。

当然ながら、内蔵以外の筋肉や運動神経も焼いてしまうんですね。それが、坐骨神経痛などの神経痛です。

そのことについてご説明いたしました。

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