ご質問いただきましたのでお答えいたします。
私は右足の方に痛みがあり、右足の方が短いです。なので、バランス体操で肩幅に足を開いたときの状態が自ずと右側に偏ってしまいます。
頭の位置も右に寄ってしまいます。重心も右足の方にいってしまいます。
意識して左に力を少し待っていくか、右足を少しつま先立ちにすると見た目の中心にはなります。
私のとって正解の中心点がどこかわからなくなってきました。アドバイスよろしくお願い致します。
お答えします。
自ずと右側に偏ってしまいます。
というのは、別にいいことです。ひとの体って、その人の人生を反映したかたちになっているんです。理由があってそうなっております。
意識して左に力を少し待っていくか
というふうに、『矯正』する考え方だと、つらみ・・になります。じぶんの人生の矯正だからですね。からだは自分の人生のかたちなんです。
整体院や治療院でやるのは、それです。ちょいちょちょい「はい、背骨が歪んでいたから調整、矯正しました。これでまっすぐになりました」その場では楽になります。でも、また、戻っちゃいます。
そして、またしばらくすると、同じ癖がでてきます。なぜなら??それは、からだは自分の人生のかたちを反映してるからです。
ひとまずは、それでよし!とするといい方向にかわります。
見た目の中心にはなります。
はい。見た目の中心と、自分が実際にスタンバイして楽なポーズに差がある。それでオッケーです。
「見た目と自分の普通の状態で違う、おもしろいやんけ!」って楽しむことが大事です。矯正しようとしてはいけません。違いを楽しむ遊びなんです。
私のとって正解の中心点がどこかわからなくなってきました。
正解がわからないからこそ、おもしろいんです。正解がわかったら、5秒で飽きてやってらんないですよ。
答えが書いてある迷路、答えが書いてあるクロスワードパズル、ぜんぜんおもしろくないですよね。
正解がわからないから、ゲーム、遊びとして成立するんですよね。仙骨バランス体操は遊びなんです。
遊びとして楽しんでるうちに、体の不調がとれて、楽になっていくんです。
楽になる。楽しい。って、両方とも、『楽』って字で表現されているのが、面白いですよね!!。
というわけで、以上が、ぼくからのアドバイスになります。
ちょっとちょっとの法則
先日は、バランス体操を復習していきましょう。これからいくつかの動画で復習していきます。まずは、復習第一弾です。
1:バランス体操10段階
動画を見ていただいた感想を紹介します
痛みが引きました!10日近く痛くて辛かったのに、凄いです。
簡単な動作なのに、今までで一番効果を感じました。
10段階に切り替えながら動かすのはすごくやりやすい。
これ以上動かさない方がいい限界もわかりやすい気がします。
はい。ありがとうございます。そうなんです。このビデオを見て、ちょっとちょっとの法則で10段階にわけてやると、体がすごくよくなりますよ!。
藤田の体操をやっていただいた方からいただいた感想です。
『体操をやってみたら、いままで痛かったところが、全部なくなりました。』ということで、嬉しいです。
「いままで痛かったところが、全部なくなりました。」と言ってもらえた『ちょっとちょっとの法則』をご紹介します。
ビデオの概要
藤田が公開しているすべての動画は、動画としてみたときにわかりやすいように、おおげさに動かしています。
すべての人が動画のデモンストレーションと同じようにやる必要はありません。
動画と同じにやることが”うまく出来てる”や”正しく出来てる”というわけでもありません。
ご自身の体のコンディションを把握することが大事で、”自分の動かせる可動域”ってどこなのかな?って感じ取ることが一番の治療なんです。
でも、日本で育っていると、可能なかぎり、できる限り、我慢してやれるところまで頑張る、というのが無意識レベルで埋め込まれています。
この無意識にさからいましょう。それは、いままでの間違った常識だったんです。
ちょっとちょっとの法則
体の動かせる範囲を10段階にわけましょう。そうして、1段階ずつ、ギアを入れ替えるように、すこしづつ動かしてみましょう。
10秒数えてゆっくりって感じでもいいのですが、動かせる幅を10段階にわけることが非常に重要です。
”自分の動かせる可動域”ってどこなのかな?って感じ取ることが一番の治療なんです。
それでは、ビデオを見てください
↓
最初は難しいかもしれませんが
”自分の動かせる可動域”ってどこなのかな?って感じ取ることが一番の治療
ということが、わかると、どんどん良くなります。それじゃ次の記事も見てみましょう!
バランス体操の補足動画
この動画では、かなり動きの幅は小さくなっています。
しかし逆にこれくらい、まったく動かしてないくらいの体操が最初は一番効くんですよね。
重心のバランスを楽しむ。膝、股関節、背中をゆるめることが非常に大事です。
ちなみに、○○を意識して。と言っているところは、母指球です。
この体操の目的は、モデルさんや、僕と同じポーズを取ることが目的ではありません。
もっとも大事なことは、自分の重心をいろいろずらして、自分の体の動きを楽しむ遊び。
バランス体操を、7つの体操よりもたくさんやってくださいね!