あなたは、踵、カカト、かかとを毎日使っていますよね。
人間にとってかかとって、2本足立ちするために超必要な部品ですよね。ほぼ全体重をかかとにのせてますからね。70%くらいかな?あとの30%くらいは足の前半分にのせてると思います。
犬、猫の骨を最近みてるんですけど、犬や猫にも”かかと”があるんですよね。
でも、犬猫は、4本足ともつま先だちだし、”ちんちん”の芸をするとき以外は、2本足立ちすることないし、なんでかかとがついてるんだろうなー。ってちょっと不思議だったんです。
猫の骨格
図
CG
後ろ足かかと
猫の前足
犬の骨格
図
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犬のかかと
犬の前足
動物のかかとの役目
なぜ動物にはかかとがあるのか?かかとの本来の役目を3日3晩考えたら、「あーそうか!」ってわかったんです。
この画像を見てください。腓腹筋がジャンプと跳躍のためにはたらくんです。
gastrocnemius 腓腹筋
ジャンプするときのテコの原理になってるんですね。
人間の足のサイズって男性で27cmとか、女性で25cmってかんじですが
犬猫って、人間の足の裏相当の部分がめちゃながくて、人間の縮尺で計算したら50cm相当あります。
長い足の裏とかかとがあるおかげで、腓腹筋とアキレス腱が足からまあまあ離れてるので、ジャンプするとき、バキューンって爆発的にジャンプできる仕組みになってるんです。
くるぶしが支点になって、かかとが力点、つま先が作用点になってるんですよね。
犬と猫は、おおよそ2mジャンプ ↑上に飛びます。
体の6倍の高さを飛ぶんです。
人間にあてはめて計算すると10mは真上に飛んでることになりますよね。人間はNBAの選手でもマイケル・ジョーダンで1.2mです。
人間の足とかかと
人間のかかとです
ちなみに人間の腓腹筋はこれです
普通の男性なら足は27cmくらいだろうし。かかともみんなながくないですよね。
人間はスーパージャンプできなくなるかわりに、かかとを、立つための部品としてつかうようになった。ということを先日発見したのです。面白いですよね。
人間と、他の動物の跳躍と飛躍力の比較動画です。英語ですが、数字だけ見てもわかります。
jump が真上に飛ぶ高さ、leap が前に飛ぶ長さ
で、人間は2足歩行になった。まっすぐかかとに、頭の重みを載せられるようになったので、後頭部が進化した。脳みその容積を増やせたんです。