3段階目の2:四肢の重感と温感

自律訓練法は、「効果を感じられるか、感じられないか?」で言ったら、主観的には、効果をかなり感じにくいトレーニング法です。

一般的に効果を感じるのに、まじめにやって数日~2週間と言われています。花王の実験でも8週間でしたね。

僕も昔だったら、ぜったいに自分でやらないし、人にも勧めなかったと思います。かったるいですからね(笑)

歴史がある

この手法は、100年前にドイツの学者が開発して、それいらい世界の大学や病院、企業いろんな研究所で、研究課題としてとりあげられています。

そして科学的な検証の結果、生理的な反応が起きていることは、機械計測などの数値からも効果があることは、100年前から今日にいたるまで世界中の学者が認めています。

もう効果があるのが、わかっているなら、これはもうやるしかないですよね?。ぼくも脳のパワーに挑戦したいと思っています。

今日これを一回だけやっただけで、「うん、すごい!めちゃめちゃ◯◯がよくなった!!」って人はまずいないはずです。

そんな人はとんでもない脳波の超人天才か、まじ脳がぶっとんでいかれてるおかしな人ですね。一般人なら最低でも2週間はかかるってことです。

ちょっと時間がかかる方法でも、脳パワーに挑戦して、身体の状態をネクストレベルにしたい。脳のリラックスチャレンジをいっしょにやっていきましょう~。

四肢の重感と温感

自律訓練法、四肢重感と四肢温感

背景公式
「気持ちがとても落ち着いている」

第1公式四肢重感

手足が重い。

-「右腕が重たい」「左腕が重たい」
-「右脚が重たい」「左脚が重たい」
-「両腕が重たい」「両脚が重たい」
-「両手両脚が重たい」

『腕が重たいよー。』と脳から体にメッセージを送ると、力が勝手に抜けていくので、それを待ちます。脱力工程ですね^^。

第2公式四肢温感

手足が温かい。

-「右腕が温かい」「左腕が温かい」
-「右脚が温かい」「左脚が温かい」
-「両腕が温かい」「両脚が温かい」
-「両手両脚が温かい」

体の各部位が温かくなってきてるんだよー。という脱力工程をさらに深化させるメッセージです。このメッセージを脳から体に送ることにより、血管がひろがって血流が増える。という生理現象が起こります。

自律訓練法の素材、第3弾を作りました。2分の音源になってます。最初のうちは、これを目を閉じて聞きながら、一緒に行いましょう。

心で暗唱すると、第1ステップと第2ステップである四肢重感と四肢温感をクリアできます。これだけで自律訓練法の8割をマスターすることになります。

※音だけを聞く場合。or スマホやPCに音源をダウンロードする場合はこちら

https://fujitamario.com/mp3/autogenic-heavy-warm-1.mp3

いつもの注意事項

聞き終わったら必ず毎回消去動作を行います。消去動作=覚醒動作です。ようするに、スキっとしたベータ波、覚醒状態にもどすということですね。

1:目は閉じたままにしておく
2:手を前に出し、力を入れてグーの形を作る。勢いよくパーの形に開く。手をグーパーグーパーする。
3:腕を曲げたり伸ばしたります。肘を曲げて力もちポーズを複数回します。
4:背伸びしてバンザイしたりおろしたりします。顔をぎゅーってしたりで、そのうちあくびがでるんで、あくびもしてください。
5:それから目を開けて覚醒してください。

これがいわゆる消去動作と呼ばれるもので、スッキリ目をさます動作です。

この音源をつかった自律訓練法の流れ

2分経ったら覚醒の動作をする

2分瞑想→すぐ覚醒動作 ちょっと脳を使って活動する
2分瞑想→すぐ覚醒動作 ちょっと脳を使って活動する
2分瞑想→すぐ覚醒動作 ちょっと脳を使って活動する

これを最低3回。朝の起き抜け。昼休みのとき、夜寝る前の3回で、1日3セットやります。※多いぶんには構いません。負担にならないレベルで実践してください。

2分*3回= 6分1セット 1セット*1日3回(18分) で、トータル18分間やるのがおすすめです。

瞑想←→覚醒を素早くいったり来たりします。そうすると、緊張←スイッチ→弛緩。入れたり切ったりが自由自在にできるようになる。

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