人間の健康に大事な自律神経は、爬虫類脳とねずみ脳が担当しているというところまで勉強しました。
さて、前回の記事では、爬虫類脳 の話をしましたね!
今回の記事は、じっさいにねずみ脳と言われている大脳辺縁系が、脳のどんな部分なのか?というのをご紹介します。
細かいところにはこだわらずに、概要だけ、「ようするにそういうことね」で掴んでおいてください。
“ねずみ脳”大脳辺縁系
※ねずみ脳の部分を説明します。
今回のリラックスコンテンツでご紹介している自律訓練法は、「気持ちが落ち着いてる」だけ繰り返していると、こんな暗示きくのかな?って心配になっちゃうと思います。
しかし、根拠があるんですね。
脳の大脳辺縁系って部分に効いているんです。この脳の大脳辺縁系が、これって好きだな!もっとしたいなっていう感覚を感じる部位です。
大脳辺縁系limbic system
人間の脳で情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している
生命維持や本能行動、情動行動に関与する。大脳辺縁系は、内分泌系と自律神経系に影響を与えることで機能している。
大脳辺縁系は、側座核といわれる構造と相互に結合しており、これは一般に大脳の快楽中枢として知られている部位である。
大脳辺縁系機能が刺激されている人は、記憶の保持と想起が助けられる。例えば、辺縁系は嗅覚機能と強い関係がある
大脳辺縁系のパーツ
中間皮質
帯状回 cingulate gyrus
心拍数や血圧のような自律神経機能
海馬傍回 parahippocampal gyrus
空間記憶に関与している。
海馬 hippocampus
短期記憶の形成に関わっている。
扁桃体 amygdala
攻撃性や恐怖に関与している
視床下部 hypothalamus
=前のページで説明した視床下部と同じです。
視床下部は間脳の一部だが、辺縁系に含まれたりもするので便宜上こちらにも載せておきます。
ホルモンの産生と放出により自律神経機能を調節している。血圧、心拍数、空腹、口渇、性的興奮、そして睡眠・覚醒のサイクルなどに関与している。
視床前核
乳頭体 mammillary body
=前のページで説明した視床下部と同じです。
記憶の形成に重要である。
側坐核 nucleus accumbens
次の記事では海馬について書きました。