バランス感覚はどこで発生しているのか?

この音声を聞きながら、この記事の文章を読むと、さらによく理解できます!!。

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最初に

ヒトの5感覚は「視覚(目)83.~87.0%、聴覚(耳)7~11.0%、臭/嗅覚(鼻)3.5%、触覚(皮膚)1.5%、味覚(舌)1.0%」があるのはご存知ですね!。

それ以外にも、感覚にはバランス(平衡)感覚や内臓感覚などがあります

人間が地球で動けるのはバランス感覚をキャッチできるからです。バランスというのは、地球の重力を感じることです。

どこで感じているのかを説明しますね。体が5体満足だとして

体性感覚(70%)somatosensory (70%)
視覚(10%)vision (10%)
内耳など前庭系(20%)で vestibular (20%)

前庭wiki

でバランスをとっています。小学生でもわかるようにいうと

体のお肉の部分の感覚7割
目からの情報1割
耳からの情報2割

腰痛の原因。体の痛みの原因は

耳の中のバランス感覚(前庭といいます)を大人になると、つかわなくなるのが、腰痛の原因です。

その1:体性感覚とは

皮膚感覚、深部感覚 =皮膚・筋肉・腱・関節・内臓 に、ゴルジ体と筋紡錘体というバランス感覚器があります。

その2前庭感覚とは

耳の中=内耳に、三半規管と耳石器 というバランス感覚器があります。

その3:視覚とは

目で見て「あ、まっすぐだな」って脳で鉛直の情報をえるバランスを取る方法です。

体性感覚(70%)

体性感覚というのは、ようするに 皮膚! 筋肉! 関節! などのことです。

一般的には触覚と呼ばれています。生理学的には体性感覚と呼ばれる。体性感覚は単純に皮膚の感覚を脳に伝えるものだけではなく

表在感覚(触覚、痛覚、温度覚)

深部覚(圧覚、位置覚、振動覚など)

皮質性感覚(二点識別覚、立体識別能力など)

筋肉・腱や関節にも筋肉の収縮からバランスを感じとる器官があります。ゴルジ腱器官‎(ゴルジ体‎)筋紡錘

その器官からの情報で小脳が筋肉自体の働きを無意識に調節しています。

椅子に座っていようが、立っていようが、体が右に傾くと、右側の皮膚や筋肉、関節に強い圧力がかかります。

すると皮膚から「のばされてますよ~」という信号が小脳に伝わり、小脳が体の筋肉へ「体を左側に戻すように働け」と信号が送られます。

これが、目をつぶっていても、たった状態を維持できる秘密です。

体性感覚の弊害

筋肉の中にもバランスを感じる器官があって、大人になるとそればっかり使うようになる。”体性感覚”と言います。

あなたの体が痛くなっちゃうのは、大人になると人は、体の体性感覚に頼って、体を動かしているからなんです。

なぜ、体性感覚依存でうごくのはよくないかというと

体性感覚は、筋肉が緊張しているということは、「そっちに倒れそうだ!」って思って、もっと力をいれろ!って仕組みでバランスをとる機能の器官です。

体性感覚はホメオスタシスがあって、一回、こっちだよ!って癖をつけられるとずっとその状態を維持してしまう習性がある。

なので、仕事をして前かがみになると、体性感覚は「あ、前かがみがいいんだ!」って理解して、ずっと体を前かがみにしようとする。

腰に力をいれると、ずっと入りっぱなしになる。

赤ちゃん育ててて、だっこしてると、その力の入った状態が、「体にとって適切なんだ!」って理解して、ずっとだっこしてる力が背中にはいってしまう。

体性感覚の再起動リフレッシュが必要

子供の頃の体性感覚

じつは、子供の頃は、体性感覚はほとんど使ってないんです。子供の赤ちゃんのころは視覚が中心です。で、だんだん前庭感覚が発達してきて、おとなになると体性感覚が発達します。

で、そのあとは、大人は体性感覚にたよりきりになります。個人差がありますが、70%以上になります。あなたの体が痛くなるのは、この体性感覚にたよりっきり&再起動させていないことが原因です。

スマホやパソコンだって、再起動しないでつかっていたら、おかしくなるでしょ?

社会?でストレスをうけると、体が緊張する、その体性感覚からの信号を脳は「あ、いま倒れそうになってる!」って思って誤解する。

「もっと力いれろ!」って信号を出す。で、腰痛になる。腰痛になると、「もっと力をいれる」それが治らない慢性腰痛の仕組みです。

視覚(10%)

10%は目からの情報で補っています。

目は周囲の景色を見ることで垂直や水平方向を確認しています。

歩く、走る、あるいは階段を上り降りする時、目で周囲の景色をよく見ています。

目は運動をスムーズに行うために必要です。

普通は目と耳の情報が一緒になり自分がどのように立ったり、運動をしているかを感じます。

前庭系(20%)

前庭系というのは、ざっくり言えば耳からの情報のことです。

耳の奥には音を聞く鼓膜のさらに中に、体のバランスを取る内耳があります。


画像引用元

内耳は

・蝸牛
・前庭(耳石器)
・半規管

とよばれる三つの部分に分かれています。ひとつずつ見ていきましょう!

蝸牛

蝸牛(かぎゅう)は、ぐるぐるカタツムリの形をしていて内部は外側が外リンパ液、内側が内リンパ液という液体で満たされています。

蝸牛は主に音を聞く器官です。

蝸牛の記事

蝸牛wiki

耳石器

耳石器の記事

三半規管

前庭の後ろにある半規管では体の回転運動を感知します。はいバランス体操で回転の動きをしていますよね!。

三半規管の記事

前庭感覚と視覚を再起動する

子供の頃つかっていたけど、大人になったらあまり使わなくなった、前庭感覚と視覚を使う割合をアップさせます!。

耳石器や三半規管など、”前庭”っていうくくりのバランス器官で、バランスをキャッチしてもらう機能を、再活性化します。

体にリラックスしていいのか?ギュ!って力をいれなきゃたおれちゃうのか?「今どうなってる?」って信号を、耳(前庭)から、脳に送ってもらえれば、体は10歳のときのように軽くなるのです。

あら、不思議!!

体の痛いのが治るんです。それができるのが、バランス体操秘密アップデートシステムなんです!

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